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guitar

No.34 Gretsch G6120TCB-DPB Proto

name: Grizzly

13本目の Gretsch のご紹介、こいつもプロトです。

パッと見は「普通の黒い G6120 ?」って感じだと思います。

黒い G6120 であることは間違いないんですが、しかし普通じゃないです。こいつは僕のリクエストで製作してもらったもので、オリジナルポイントが多数ブチ込んであります。自分で考えてオリジナルポイントと、期せずしてオリジナルポイントになってしまった点が混在していますけどwww

完成して僕の手元に来たのが2017年4月。以前お話したことがあると思いますが、僕はこの時期、 Gretsch で「ロング・サスティン」や「レスポール系にも負けない音の太さ」を追求していました。NO.28 で紹介した「13(サーティーン)」も NO.33 の「Little Cowboy」も焦点はそこでした。

僕は考えたんです。「セミアコ構造、しかしボディー厚は2と1/2インチあって、しかもセンターブロックはマホガニー!」箱モノの範疇で音が太くなりそうな要素を思いつく限りブチ込んだリクエストをしたんです。

通常 Gretsch のセンターブロックを採用しているモデルは、ボディー厚が1と3/4インチになります。標準的ですが、さすがにフルアコに比べると薄いですね。それを思い切ってフルアコと同じ2と1/2インチに!それだけでセンターブロックの重量はめっちゃ増えるわけです。あまり実用的とは言えない重さになると予想されました。しかしまだ市販すると決まったわけではないですし、僕が試すだけ試してみましょう!という気持ちでした。

そして通常センターブロックに使う木材はスプルースやアッシュ、つまり軽い木材なんです。しかし僕のチョイスは、それこそレスポール系に使われているマホガニー。マホガニーって重いんですよ。マホガニーにもいろいろ種類があり、同じ種類でもそれこそ個体差があるので一概には言えませんが、スプルースやアッシュに比べると重いことは間違いありません。

つまりセンターブロックが厚みを増した分だけ大きくなる上に、さらに重い木を使う。しかし市販することが前提ではないので、僕が試すだけ試してみましょう!という気持ちでした。

Bigsby も搭載することですし、ギター全体の重量はとんでもなくなることでしょう。これは全ては「音の太さとロング・サスティンを得るため」であります(キリッ

なんとなく音の太さは稼げるような気がしました。それではサスティンを得るための方策ですが、従来の Gretsch の構造を2点変えてみました。写真を見ていただければわかるんですが、通常 Gretsch のギターのブリッジ部分には「木台」があります。ブリッジの下に木台があり、木台がボディーと接面しているんです。木台からシャフトが出ていて、ブリッジはそこに差し込む形になる。つまり音の伝達は「弦 → ブリッジ → シャフトを通じて木台 → ボディートップ」となるわけです。もしかして木台を取っ払って、ボディーに直接ブリッジを突き刺してしまえば、音の伝達のロスは軽減されるのではないか?そう考えたわけです。センターブロックが仕込んであれば、ブリッジのシャフトをボディーにブッ刺すことは可能です。フルアコだとできません。

木台……見た目というか、パーツとしてカッコいいし、なんか色気あるんですよねぇ。これがあるから「フルアコ〜セミアコ〜ソリッド」と歩みを進めてきたエレクトリックギターの歴史の息吹すらも感じられることができるというか……。

でもね!取っちゃいましょう!!色気とかそんな甘っちょろいこと言ってらんないんっすよ。全ては「音の太さとロング・サスティンを得るため」であります(キリッ

木台を取っ払うとなると、その分ボディーと弦が近くなりますよね?なのでネックもボディーにベタ付けです。通常だとネックも、フロントピックアップの近くが少し浮いた設計になっているんですが、それをベタ付け。こうしない限り、ネック角を変えないと釣り合いが取れなくなっちゃうんです。ロケットの設計などの宇宙工学においては常識的な(ウソですwwww)

ネックが浮いた形でボディーに付いてるのもカッコいいんですよね……いかにも「箱モノ!」っていう感じがしてね。

でもね!ベタ付けしちゃいましょう!!「いかにも」とかそんな甘っちょろいこと言ってらんないんっすよ。全ては「音の太さとロング・サスティンを得るため」であります(キリッ

さあ!僕の今までの経験や直感などをいろいろ詰め込んだ横山企画のギター、どうなるんでしょうか!!

シリアルを見てみましょう。「JT17030026」17年3月製ですね!完成して1ヶ月後くらいに僕の手元に来たようです。

モデル名が「G6120TCB-DPB」、「T」でトレモロ、「CB」でセンターブロックを表していると思われます。その後の「DPB」これはなんでしょうか??「デッド……ポップ……バスロマン?」入浴剤かよwwwwww ここは「横山 Gretsch シリアル解読研究所」に解読をお願いしましょう。以下が研究所の見解です。

「D はダイレクト、つまり木台を使わずブリッジをダイレクトにボディーに付ける、その D である可能性が非常に高い。PB はテネシー・ローズなどで散見されますが、その際はピンド・ブリッジ、つまりボディーから2つのピンが出ていてそれに木台をはめ込むことでブリッジが不用意に動かないようにしているよ、ということを表しています。しかしこの個体の場合、もともと木台を使用していないわけですから PB を表記する必要がない。D のみ表記すれば当該個体の特徴を充分に表現できると言える。つまり二重表記、あるいは表現のコンフリクトを起こしていると考えられます。あるいはこの構造のブリッジ全般をダイレクト・ピンド・ブリッジと表現することで、D 単体では表現しきれない部分を補っているという可能性もあります。しかしその際にもやはり P は使用していないので表記の必要はないわけで、DB のみ、つまりダイレクト・ブリッジのみで他の個体との差別化は可能かと思われます。全く別の可能性としては、デッド・ポップ・バスロマンとも読み取れます」

結局わからないですwwwwwww 研究所のくせに大したことないです。

研究所はコケましたが、横山企画のギターはコケるわけにはいきません。コケるわけにはいかないんです!

さて、ギターが届いたとの報を受け、僕はイソイソと受け取りに行きました。そしたら……なんとまたもや牛さんが!!「Little Cowboy」と同じようなルックスのギターが届いてました!これには特に悪く言うつもりはないんですが、コケましたねwww そういえばボディーの色とかの打ち合わせは一切してませんでした(汗牛) 通常ならそんなことは有り得ないですけど、なぜかこいつに関しては、仕様にばかりフォーカスしてしまって、ルックスの話はしてませんでした(汗牛汗牛)

これが入手時の証拠写真です。

 

 

いや、これでもカッコいいですけどね、若干ヘビーなサウンドを狙ったギターなんで、なんかもうちょっとカントリー・ウェスタン感が少ない方がいいなぁと思っちゃいました(テヘペロ)

ちなみにこいつ……めっちゃ重いっすwwwwwww アイデアを練っている時は「重くなるっつってもたかが知れてるっしょ!」とか軽々しく思ってたんですけどね……正直重いっす(白目)

しかしね、僕は果敢にもライブで使いましたよ!2017年の「JAPAN JAM」という春フェスに参加した時にこいつを弾いた確かな記憶があるんです。しかしその時の写真が僕の手元に残っていない。

証拠写真、ないとなると悔しいですね。だったらググってみようかと!己の手で「Ken Yokoyama Japan Jam」で検索(猛照) 一発で出てきました!これです!!

 

 

画像が保存できないようになっていたので、しょうがないから PC を自分で撮りました。間違いなくこいつですよね!!

話は逸れますが、自分で「Ken Yokoyama Japan Jam」と検索して自分でその写真を撮るのってなかなか切ない行為でしたよ。なにかに似ていると思ったら、オナニーした後自分のチンコを拭き拭きしている時の「オレは一体何やってんだ……」感がありましたwwww やんなきゃやんないで後悔するんっすwwwwwwでもやっぱり切ねえっすwwwwwwwww

ライブを1本演ってみて「僕はこのルックスのままじゃぁきっと弾かないなぁ……(重いし)」と思いました。それで思い切って、全部リフィニッシュしてもらうことにしました(リフィニッシュしても重さは変わりませんww)

この時チョイスしたカラーがトップはブラック、バックとネックはジャガー・タン!!もう勝ちの匂いしかしませんでした。トップの G マークもこうして塗りつぶしてしまうと逆に存在感が……。こういう見せ方もアリな気がしますね。

数ヶ月後に塗装から帰ってきたこいつ、僕は「熊のように獰猛な音を(重さは熊に倣わなくても良いです)」という願いを込めて「Grizzly(グリズリー)」と名付けました。なんだかスケールを感じるギターになりましたよ!北米大陸の森で鮭を獲る時にも使えそうなギターです(wwww)

しかし……戻ってきてから人前で弾いてないです(へコー) まぁね、原因は言うのも恥ずかしいんですけどね……やっぱ、ちょっと重すぎましてねwwwwwwwwwwww 実際こんなに重いとはwwww 僕があと25才若かったら弾けたかなぁ(遠い目)

考えてみりゃ「音の太さ」や「ロング・サスティン」など、肝心のところを検証するのをすっかり忘れてた!!来年のどこかでやります(汗牛重汗牛重汗牛重) それで結果が良ければステージに持って出よっと!!(5年もかけてなにやっちゃってんすかね……牛) しっかり人前で弾き続けていれば、もしかしたら今頃「横山健 Gretsch シグネイチャーモデル 第4弾」としてリリースされていたかもしれないのに!!

そうだなぁ、リリースされるとしたらこいつのキャッチフレーズは……

「女 子どもにゃ 済まねぇが 父ちゃん今夜は 足腰立たねぇ グリズリー」

足腰立たねぇ、はさすがにナシかなぁ……じゃあこんなのは?

「女 子どもにゃ 済まねぇが 男にゃ猫背になる時が 必要なのさ 止めてくれるな 止めても行くぜ グリズリー」

まぁなんでもいいですよねw

2021/12/16

No.34 Gretsch G6120TCB-DPB Proto / name:Grizzly
  • No.34 Gretsch G6120TCB-DPB Proto
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