No.12 ESP Navigator Aloha
name: Aloha
オレ自身がトップのグラフィックのデザインを考えたシグネイチャーモデル、 Aloha です。これも助六と同様にプロトタイプをそのまま使っているので、ヘッドロゴは Navigator です。
しかしこれまたとんでもないルックスですねー(猛爆)…よーく覚えてますよ、このグラフィックは…だって自分が着てたシャツの柄だったから www
ESP って…ギターのメーカーですよね?ww ギターのメーカーにシャツを渡してねwww「これをそのまんま…ギターにしたいんだよねぇ…」って言ってwwwwww 詳しく話すと色は逆だったんですけど、いや、シャツの話なんですけどねww 薄い水 色に濃い青の柄が載ってたシャツだったんですけどねw 「このシャツの…水色と 青を逆にすると…シブいと思うんだよね…」とか言ってwwww そんで出来上がって きて「うぉー、シブい!ところでシャツって…帰ってくるよね?」とかwwwwwww シャツは工場に資料として行っちゃってるから全然帰ってこなくてwwwww 何回も 「シャツ…まだ?」とか催促したりしてwwwwww そんなにシャツが大事なら wwwwwww ギターにそのシャツ着せりゃそれで済んだじゃねぇかってwwwwww あー 90年代のオレって何考えてたんだろーwwwwwwww
すごく覚えているのが Air Jam ’98 でこいつを弾きました。映像はあまり残っていないんだけど、それこそ先日発売された写真集「横山健 ~岸田哲平 編~」に掲載されている写真で確認できます。いっけねぇ!宣伝しちゃった!
ちなみにギターとは関係なく覚えてるんだけど…Air Jam ’98 のオレって、ギ ターがアロハ柄ですよね?靴がね…VANS のね…ヒョウ柄だったんですよねwwwwww アロハ柄にヒョウ柄ってwwwww どんだけイケイケやねんwwwwwwww
また ESP のタンショウ君にいろいろ訊いてみました!まず本機はどういう流 れで作ることになったのか?タンショウ君の証言によると「Honey をベースにし たオリジナルを作ろうという話になった」とのこと。たぶん Honey のバックアップが欲しかったんでしょうね…雰囲気が Honey と違いますけどね(猛爆)なかなかおもしろい話を訊けたんですけど、オレは「Honey を使う以前は薄めのネックを好んでいたけど、Honey で太めのネックが好きになり、Aloha も太めにした」とのことです。あぁ…言われてみればそうだった気がします。今や自分としては「ネックは太めが好き」って当たり前なんですけど、その方向は Honey や Aloha のあたりで確立されたんですねぇ。
出来上がってきたのは98年の春頃だそうです。Air Jam ’98 以外で弾いた思い 出があまりないんですが(猛爆)、今回撮った写真を見るとやっぱりかなりの使用感がありますね。だからまぁまぁライブでも弾いてたんでしょう。
まず打痕が思った以上にあったということ。それからバインディングの日焼けが結構キテましたね!光によっても見え方が違うんですけどね。もちろ ん新品の時はもっと白だったんですよ。
あとヘッドシェイプが特徴的ですよね。珍しくトラスロッド・カバーも付けて るんですけど、それもヘッドシェイプに準じた形になってて。なかなか 気が利いてるじゃないですかぁ。それでいてポジションマークは案外オーソドックスなものだし、ヘッドにいかにもオリジナル的なインレイもない。ア ロハ柄のグラフィック以外で妙な主張をしてないんです。そのあたりがグラフィックを際立たせる効果を持ってるような気がします。
ピックアップやハードウェア類も全て Honey や助六に搭載されているものと同じです。
…思い出したぜ、なんでこんな柄のギターを作ったか…。オレね、昔っからアロハ柄好きなんですよ。今でも大好きです。なんならハイビスカスの刺青が入っ てるくらい好きです(また刺青の話かよ!って思った方、今回はもうこれで刺青 は出てきませんw)家のソファーのクッションとか、ほとんど このギターのよう なアロハ柄だったりします。だから…「家具として飾っておいてもウキッとする ようなものを」って思ってこの柄にしたんだっ た!wwwwwww じゃあ家具にす りゃぁいいじゃねぇかって思うじゃん?wwwwww でもそれがギターだってところ がシブいんじゃないですかwwwwwww
そして「そんなオレのウキッとした気持ちを皆さまのお宅にも…」と思い、こ のモデルを商品化しましたwwwwwww どこまでハンパねぇんだwwwwwww ESP や Navigator ではなく EDWARDS からのリリースにしました。そこには「なるべく価格を抑えて、なるべく多く皆様のお宅に…」という想いがありましてwwwwwww どこまでハンパねぇんだwwwwwww しかもその EDWARDS 版の Aloha、オレのより もカッコよくて、グラフィックの花の部分ありますよね?薄い水色(ほとんど白に見えますけど、薄い水色が乗ってます)の部分が 「シースルー」になって て、少しだけ木目が確認できるっていうハイスペックですwww どこまでハンパ ねぇんだwwwwwwwwwwww
いや、でもそういう感覚って意外と大事だったりするんですよ?品質や機能性 が高いっていうのは当たり前ですけど、身の回りに置いておきたいプロダクツって、デザインが良いに越したことはないじゃないですか?あくまでもオレの趣味なんですけどねw でもアロハ柄のギターが部屋にあるって、ちょっと楽しい じゃないですか?そんなオレの気持ちが届いたのかw、実際にこれまでに、なんと1,000 本近く売れているそうです(驚愕)
当然今でも販売しております!(キリッ 正式な商品名は「EDWARDS E-MA-’98 ALOHA KEN」です。いっけねぇ!また宣伝しちゃった!
そういえば Dradnats の「Good Morning And Good Night」のビデオにギター を持って少しだけ出てるんですけど、その際にチョイスしたのがこいつでした。 色味的にパキッと抜けてみえると踏んだんでしょ うね。
まぁ今回の文章、いつにも増して笑ってますけどw、写真撮っている時「うー ん、カッコいい!」って何度も思っちゃいました。褒めすぎかもしれな いです けど、プロダクツとしてのおもしろさがありますよ!家具的な魅力だってもちろん狙った通りあるし、なにしろこんなユニークなギター他にない ですもんね。 マジだかギャグなんだか分かんない。そのギリギリのところ行ってると思うんで す。でもそういうギリギリのラインってギャグだと思うと ギャグで終わってし まうし、マジだと思えばとことんマジになるもんですよ。これは実は自分自身の人生哲学でもあります。
音?まぁ出りゃいいんじゃないですか?(猛爆)
2015/05